2024.04.14
現役CAはるか海外出張の必需品はパスポートよりボールペン!
さて、2024年度が始まりました!
いつも日本経済・世界経済をまわしてくださり、本当にありがとうございます。
環境が変わり、海外出張が増える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クライアントさまとの良好な関係作りは、すでに皆さまお得意だと思いますので、今回は、CAが「素敵だな」と思う国際線フライトシーンについてご説明いたします。
改めまして皆さまこんにちは!外資エアラインで現役CAをしています、はるかです。
現役だからこそ伝えたいCA心理や日々のフライトでお会いする素敵なお客様についてお伝えします。
私はどちらかというと論理的思考よりも感覚派なので上手く表現できないことがあるかもしれません…!
ですが、だからこそ女性目線の気持ちや想いを表現できると思っています。
温かい目で見守ってくださると嬉しいです。
冒頭でお伝えしたボールペンですが、そもそも皆さまは日常でペンを持ち歩きますか?
そしてそのペンは胸ポケットに入っているでしょうか?
(そんな私は、あいにくデジタルタッチペン派)
国際線フライトでは入国書類を記入していただきます。
日本到着便でも、入国書類や税関申告書を配っています。
ここで察しの良い皆さまはお気付きかと思いますが、この時にCAが心の底から願っていることは
「『ペン貸して』と言われませんように!」です!!!
たかがペンですよね、えぇ分かっています。
もちろん機内に予備のボールペンもございますよ。
さらにはデジタルの時代、ペンを持つことも少なくなりましたよね。
全て全て理解しているんです…。それでももう一度言わせてください。
「『ペン貸して』と言わないで!!!」なのです!!!
CAの穏やかな心をむしばむ圧倒的!悪魔的!呪文…
(カイジみたいになってますが言い過ぎてませんよ笑)
ではなぜこんなにもCAはモヤっとするのでしょうか。
あるあるの答えで言うと
・CA自身が予備のボールペンを持っていないため
・予備のペンを取りにギャレー(キッチン)に戻らないといけないため
です。
ですがこの大正解の根本を深ぼると、女性ならではの発想があります。
そもそもなぜパスポートは持っているのに、ボールペンを持っていないのでしょうか。
それは「海外×入国=パスポート提示」
この方程式はインプットされていても「ボールペンが必要」という方程式までは、落とし込めていないためでは、と推測します。
ここで感情的で感覚派の女性はこう考えてしまいます。
「どうして入国書類を必ず書かないといけないのにペンを持っていないんだろう。
いや、そもそも書類を書くことを把握していなかった…?
え、なんで知らないの…?
もしかして、事前準備力とか察知力が乏しいのかな…。
あぁもう!そのせいでペン無くなっちゃったじゃん!」
えぇ分かっていますよ。
そこまで過剰に考えなくていいですよね…、私もそう思います。
ですが300人のお客様にお配りする中で1列ごとに1名「ペン貸して」と言われると、どうにも心がすり減っていくのです。
すみません…、CAもあなたと同じ人間なんです…。
だからこそ、お配りする書類をスッと手に取り、胸ポケットからボールペンをサラッと出す男性に
「さすが分かっていらっしゃる!さぞかし仕事もできる方なんだろうなぁ。」
と勝手にその方の仕事ぶりまで想像してしまいます。
またそういう方は前後工程をきっちりイメージなさるので、搭乗中にジャケットをお預かりする際は、すでに胸ポケットからペンを取っていたり、上の物入れにジャケットを入れる際も、前もってペンを取り出してから丁寧に収納なさいます。
そのようなシーンをお見かけすると
「素敵だなぁ。スマートだなぁ。」
と感じます。
実際サービス時も、非常にスマートで印象が崩れることはほぼありません。
このように全体の流れがイメージできている方は、結果、相手の手を煩わせることもないため、双方にとってスムーズな時間が流れます。
そうなると印象はどこまでも上昇気流に乗っていき、まるで春のそよ風のように気持ちのいい風通しの良い関係が築かれていくと感じています。
皆さま、たった1本のボールペンがここまで壮絶な想像につながるなんて意外でしたか。
これこそ女性ならではの感覚、お許しください笑
だからこそCAからの願いはただ一つ…
デジタルや時代の中、大変お手数ですがパスポートとボールペンは決して!お忘れなきようお願いいたします!笑
現役CAはるかでした。
最後まで目を通していただきとても嬉しいです。ありがとうございました。
客室乗務員の私達に「ペンを貸してと言わない!」と誓える方は
【CAプレミアム】の公式サイトをご覧くださいね。