「マッチングしたのになんでメッセージが返ってこないんだよ！」と誰かが叫んでいそうな今日この頃。

マッチングしたならお返事くらいするべきですよね。なのにしない、そんなワガママで純情な感情、まさしく乙女心！解説いたします。

改めまして皆さまこんにちは！外資エアラインで現役CAをしています、はるかです。

現役だからこそ伝えたいCA心理や日々のフライトでお会いする素敵なお客様についてお伝えします。私はどちらかというと論理的思考よりも感覚派なので上手く表現できないことがあるかもしれません…！

ですが、だからこそ女性目線の気持ちや想いを表現できると思っています。温かい目で見守ってくださると嬉しいです。

「そのご挨拶メッセージ、コピペでしょ？」

サブタイトルがなかなか失礼ですみません。さすがにコピペは言い過ぎですね。では質問を変えます。「あなたは、最初のご挨拶メッセージで、お相手女性に関連したことを2文ほどいれていますか？」さて、いかがでしょう。
いれてない？その場合、返信率が急減圧レベルで下がります。え、1文ではダメ？それだと他の男性たちと共に埋もれますよ。

ありがたいことに今の世の中は、私たちCAの市場価値を高く設定してくださっています。そのため男性からのアプローチ数が多くなることは言わずもがなでしょう。
とはいえ、時間は有限。限りある時間を有意義に使うために、私たちCAは取捨選択をしなければいけません。男性のあなただって、部下やクライアントさまからたくさんの提案書を受け取っては、吟味し厳選するでしょ？全く一緒です。

では実践編です。あなたを青空くんとしましょう。JALさんと、ANAさん2人とマッチングしたとします。さてそれぞれの女性にどのような1通目を送りますか。

「初めまして！マッチングありがとうございます。青空と申します。カフェなどでお話できると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。」

まさかですが、このようなメッセージを送っていないですよね？ましてや2人とも同じ文章なんてないですよね？このメッセージ、自爆テロですよ。
え、なぜ自爆テロなのかって…？

それは、ありきたりだからです！ え、なぜありきたりがダメなのかって…？

それは、私たち女性のテンションが下がるからです！ 「でたでた〜！謎のテンション下がる問題、テンションってなんだよ！」とイラっとした論理的な男性諸君に言葉を足しましょう。

「ちゃんと私の自己紹介、読んだ？」

初メッセージを開ける
予測変換で速攻で出てきそうなありきたりな文章を見る
「『は、ま、あ、カ、ど』って打ったら一瞬で作れそうな文じゃん」と思う
「とりあえず万人に受ける無難な文章か」と判断する
さてここから女性らしくなります
これは裏を返すと
「私に関するパーソナルな文章がない」
→「私の自己紹介を読んでない？」
→「たまたま適当にポチッとして、マッチングしたから？」
→「で、マッチしてしまったからとりあえず適当に送っておこうって？」
→「私という人間に興味ないんじゃん、なにそれ」と感じた結果
「テンションが下がる」というわけです。

いやぁ、相変わらず想像妄想のプロ！これぞ女の子ですねぇ！

「いやいや、一通目はしょうがないだろ。会話を重ねて様子を見てんだよ！」と思いましたか？思いましたね？
でもその重ねるための返事が来ないから悩んでんだろ〜！
モテる男性は一切悩みません。だって来るんですもん。返事が来る理由、知りたいですよね。

では、私が経験した4:4の飲み会をもとに説明しましょう。
まずそれぞれが自己紹介をしますよね。ここまではイメージ通りのよくある展開です。
違いはその後の一言目の会話。モテる男性は必ず、女性の自己紹介について深掘り質問をしてくださいます。

「さっき観葉植物が趣味とおっしゃっていましたよね。実は僕、最近自然と触れ合う機会が少ないなと感じていて…。何か育ててみようと思っているのですが、⚪︎⚪︎さんは何を育てていますか？」
「O型なんですね！僕はA型なんですが、無駄に几帳面なところがA型っぽいって笑われます。⚪︎⚪︎さんの、ザ！ O型みたいな所ってありますか？」
「CAさんすごいなぁ。ちなみにCAは⚪︎⚪︎さんの夢だったんですか？それとも何かきっかけが？僕は恥ずかしいことに将来の夢がなかったので、⚪︎⚪︎さんがどうやって今の仕事に辿り着いたのか気になります！」

などと質問をしてくれるのです。はぁ、今思い出しても素敵…。

そして今あげた例3つ全てに共通している、さらに素敵な点は
「深掘り質問」にプラスして
「男性自身の情報」も会話に入れてくださっている点です！ はぁ、今思い出しても泣ける…。 男性自身の情報とは、その人の価値観や考え方のこと。これらが会話に混ざると、女性は「自己開示してくれた」と感じ警戒心が和らぎます。その結果、気持ちがほぐれ、居心地が良いと感じるのです。

この時、私たち女性は「私の話を覚えていてくれた。話しやすいように男性自身の話もしてくれた。気を遣ってくれて優しいなぁ。」と感じるのです。 一言で言うと「お姫さまにしてくれる」です。 「あ、いや、女性に気を遣ったとかじゃないっす！ちょうど仕事に活かせそうなネタだったんでガチで知りたかったんす！」というあなたでも全く問題ありません。
なぜなら女性はいつも、自分中心のお姫さまなので「私のことを気にかけてくれた」と自分軸で考えます。もしもガチの質問だったとしても「趣味が合いそう、気が合いそう」と考えます。自己中ですよね〜！脳内お花畑〜！だからこそ女性は意味不明でかわいくて愛おしいんでしょ〜！

女性の自己紹介文は、文字で伝えるプライド

では、このエピソードをマッチング後の初メッセージに置き換えましょう。
マッチングサイトや婚活サイトには必ず自己紹介文があります。
「何を書いていいか分からない」「恥ずかしい」「身バレが怖い」などそれぞれの心情によって自己開示のボリュームに大小はあれど、自己紹介とは自分で考えた自分のセールスポイントです。 それはもはや誇り、プライドです。

プライドを完全にスルーして相手の心を傷つけた1通目に、誰が返すの？
新規クライアントさまとの初商談が決まったのに、企業PRをガン無視して話を進める、その商談成功率って高いの？
商談はまだリカバリーができます。なぜならば、一定の時間が確約されているからです。一言目が渋くても、その後の会話でどうとでもなります。
しかしメッセージは違います。「あ、無理」と思ったらそこで終了（返信しない）できるのです。なので、1通目から重要なのです！

マッチングした後というのは、飲み会で自己紹介が終わった後とタイミングは一緒です。 先ほどのモテる男性たちのように、自己紹介文に関することを必ず2文は入れてください。 それだけでスマホ越しの私たち女性は幸せな気持ちになります。

CAとマッチングしたら、1通目が勝負！

コロナを機に、出会いの場は圧倒的にオンラインとなりました。誰でも簡単につながることができる一方、裏を返せば敵が多い争奪戦とも言えます。そんなハードゲームで勝ち残るために、最低限してほしいことそれは
自爆テロしないことです！勝手に一人で、爆弾に挟まれてボンバーしないでください笑！

そしてメッセージが返ってきた場合、次のステップで自爆テロしそうな方は、「まだ待って！婚活アプリからのLINE交換」も絶対読んでください！絶対です！
素敵な男性と現役CAが結ばれる、素敵な世界が増えますように。
以上、現役CAはるかでした。最後まで目を通していただきとても嬉しいです。ありがとうございました。

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