2017年11月24日 | 出会い
【実際どうなの?】お見合い結婚を考える男性が知っておくべきメリット・デメリット
一昔前は当たり前だったお見合い結婚ですが、今は仲介人も少なくなり、お見合いには「堅苦しい」「旧家や名家の人たちがするもの」というイメージがつきがちです。
お見合い結婚が減ってしまった理由には、人間関係のしがらみにしばられず、自由に恋愛がしたいしするべきだ、という現代らしい風潮が強まったことも考えられるでしょう。
しかし「社会人の出会いがなかなかない」と嘆かれる昨今、お見合い結婚は本当に不要な風習なのでしょうか?
そこで今回は、なかなか身近で体験者の声を聞くことができないお見合い結婚について、メリットとデメリットをご紹介します。
良い面と悪い面の両方を知って、自分に合った婚活方法なのかどうか判断してみてはいかがでしょうか。
お見合いのメリット
では初めに、お見合いにはどのようなメリットがあるのかご紹介します。
(1)身元や人柄が保証されている
お見合いには必ず仲人・世話人と呼ばれる仲介人がおり、その人がお見合いの話を両家に持ち掛け、お見合い当日の場のセッティングから交際に至るまでの相談などを請け負ってくれます。
仲介人が「紹介するに値する」と判断した人を厳選して紹介してくれる訳ですから、性格に大きな難がある人や家庭に何か大きな問題がある人と引き合わされる危険性は非常に低いと言えるでしょう。
(2)会う前から相手の正確なプロフィールが分かる
お見合いをする前には必ず、「釣書(身上書)」「家族書」「写真」の3点を両家で交わします。
釣書には住所、氏名、年齢のほか、学歴や職歴、趣味などを書き、家族書には両親および兄弟姉妹の住所、氏名、勤務先、兄弟姉妹が結婚しているか否かなどを記載します。
そのためお見合いをする前から相手の正確な情報を詳しく知ることができ、趣味などから自分と話が合う人なのかどうかをある程度見定めることもできます。
(3)最初から結婚が目的なので、結婚までのスピードが早い
お見合いは両者ともに結婚願望がある人たちを引き合わせる訳ですから、初めから「結婚を前提にしたお付き合い」をするのが普通です。
そのため「付き合ったけど、相手に結婚願望がなかった」というリスクはなく、スムーズに結婚まで辿り着けます。
普通恋愛をして結婚に至るまでの期間が交際1か月~10年以上と幅があるのに対し、お見合いから結婚に至るまでの期間は2・3か月~1年と短い場合がほとんど。
そのため、「どうしても結婚したい」「短期決戦で臨みたい」と考えている人には適した婚活方法であると言えるでしょう。
(4)離婚率が恋愛結婚よりも低い
「3組に1組の夫婦は離婚している」と言われるくらい現在の日本の離婚率は高くなっていますが、婚活業界では、恋愛結婚よりもお見合い結婚をした夫婦の方が、離婚率が低いと言われています。
離婚に至りにくい原因としては、「初めから相手を伴侶候補として冷静に見るため、過剰な願望やフィルターがない」「仲介人への義理立ての気持ちが強い」「結婚生活を営みながら相手のことをじっくり知り、落ち着いて愛を育んでいくことができる」などが考えられます。
(5)親も同席するので、初めから両家の良好な関係が築きやすい
お見合いの席には、当人同士だけでなく両家の親も同席します。
初めから両親も相手のことを知れるため、交際・結婚をする際に親の同意を得るのが比較的スムーズ。
普通恋愛では、いざ婚約者を親に紹介したら、大反対されてしまった……などという体験談もよく聞きますが、お見合い結婚の場合はそのような心配はほぼ要らないでしょう。
(6)出会いが向こうからやってくる
「社会人はなかなか出会いがない」と言われている昨今、恋愛したくても、そもそも周りに独身の異性がいない人は多く存在します。
あるいは恋愛に奥手で、気になる人になかなか声をかけられない人もいるでしょう。
しかし、お見合いは仲介人が結婚相手の候補を探してきてくれる訳ですから、今まで恋愛に疎遠だった人にも出会いの場が自動的に訪れます。
またお見合いでは、年齢が離れていたり全く違う職種の人だったりと、普段出会えないジャンルの人と出会うこともでき、より新鮮な出会いができる可能性も高まります。
(7)「恋愛のイザコザ」が少ない
もしお見合いをしてみて「この人と結婚は考えられない」と判断した場合は、仲介人を通じて縁談をお断りすることができます。
そのため、別れ話のもつれといった恋愛のドロドロに巻き込まれる可能性は低くなります。
また、結婚を前提とした交際はお互いに冷静かつ客観的に相手を見やすいため、恋愛につきものの駆け引きをする必要もありません。
「恋愛をするよりも結婚がしたい」「落ち着いたお付き合いがしたい」と考えている人には適していると言えるでしょう。
お見合いのデメリット
次に、お見合いをする場合のデメリットについてご紹介します。
(1)お見合いのきっかけによっては断りにくい
仲介人には、親戚、近所の人、会社の上司がなる場合が多く、特に親戚の中でも強い立場の人や上司が仲介人であった場合、「お見合い相手が意に沿わないけど、立場上断りづらい…」という事態に陥る可能性もあります。
しかし結婚は本人同士の同意の下で行われるものですから、自分の意思をはっきりと持つことが大切。
もしお断りしたい場合は、お見合い相手と仲介人双方に失礼にならないよう、「自分には過ぎた方なので…」など、相手に失礼にならない理由を添えて断るようにしましょう。
(2)判断に周囲が口出しをしてくることもある
普通の恋愛と違い、お見合いには仲介人や親も絡んできます。
そのため、交際するか否かや交際してから結婚に踏み切るタイミングについて、そうした周りの人たちがあれこれ口出しをしてくる可能性も高くなります。
中にはお見合いをする前から親同士で盛り上がってしまい、当人同士の意思をよそに結婚がほぼ決まってしまっていた、というケースもありますので、主体はあくまでお見合いをする当人同士であることを仲介人や親に対してやんわりと伝えておくと良いでしょう。
(3)その人のことを深く知れる時間が少ない
お見合い結婚のメリットとして出会い~結婚までの期間が短いことを挙げましたが、これは裏を返せば「相手のことを深く知るための時間が少ない」とも言えます。
そのため、結婚してみたら性格の意外な一面が見えてきた、実は○○の秘密を隠していた、となる危険性も。お見合いをする場合は、相手の良い面だけでなく悪い面もしっかり見るようにし、小さい頃のエピソードを相手のご両親に聞いてみたり、外食した際に、店員さんへの接し方を注意して見たりして、短い時間で相手のことをできるだけ見定めるようにすることをおすすめします。
(4)気軽に臨めるものではない
いざお見合いをするとなると、釣書や家族書の用意、仲介人による日取りや場所の調整、節度ある服装の用意など、きちんとした前準備が必要となります。
「ラフな格好でちょっと行ってみて嫌だったらその場で断ればいいや」という軽いものではありませんので、両家・仲介人の顔をつぶさないよう、身だしなみやマナーに気を付けて真剣に臨むことが必要です。
そのため何度もお見合いを繰り返すようなことになった場合は、疲れてしまうことも。
(5)濃い人間関係が苦手な人には向かない
お見合いをして結婚にまで至った場合、仲介人はその夫婦にとって人生の恩人とも言える存在になります。
そのため、婚約をした後や結婚式で仲介人に手厚くお礼をすることはもちろん、結婚後も毎年お中元やお歳暮、年賀状などを送り、長くお付き合いをしていく必要があります。
そうした昔ながらの儀礼や濃い人間関係が煩わしく思える人には、お見合い結婚は向いていないかもしれません。
(6)周りの人に打ち明けづらい
一昔前は、お見合い結婚は当たり前のものでしたが、自由恋愛が主流の今「お見合い=モテない人の最終手段」という偏見を持っている人も多くいます。
そのため、実際にお見合いをして交際や結婚に至っても、周りの人に何となく出会いのきっかけを打ち明けづらい、と考えている人が多いようです。
しかし大切なのは、きっかけはどうあれ「自分に合った伴侶を最終的に見つけられたかどうか」ですから、劣等感を持たずに、自分が選んだパートナーを堂々と紹介するくらいの度量を持って臨むのが良いでしょう。
(7)自然な出会いと恋愛を求めている人には向かない
お見合い結婚はある程度敷かれたレールの上を通り、結婚というゴールに向かうものですので、「偶然出会ってドラマチックに愛を育んで…」という願望を持っている人には向いていません。
お見合いをしようかどうか悩んでいる人は、自分が恋愛に主眼を置いているのか、結婚に主眼を置いているのかを見定めてからお見合いをすることをおすすめします。
まとめ
昔のお見合いは両家ともに和装で、ししおどしと中庭のある料亭で…というイメージがありましたが、今は男性はスーツ、女性はワンピースが主流で、お見合いの場所もホテルのラウンジやレストランなど、現代らしい所へシフトしました。
また昔は、人から持ち掛けられた縁談を断るなんてとんでもない!という風潮がありましたが、今は結婚するか否かは当人同士の意思だという認識もだいぶ強まっています。
結婚したいけれど出会いがないと悩んでいる方は、新しい出会いの手段の一つとして、お見合いを考えてみても良いのではないでしょうか。
だけどやっぱりお見合いをするのには戸惑いがある、という方には、上質な出会いをお届けするマッチングサービス「ダブルプレミアム」がおすすめです。
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