2023年1月5日 | 出会い
CA婚活事情 〜CAさんとの事実婚はありえる?〜
こんにちは。
最近は、CAさんも多様な結婚形態が取られるようになりました。事実婚は中でも注目度が高い形態です。そこで今回は、CA婚活をされている方に向けて、事実婚の可能性について探索していきたいと思います。
CA婚活でも多様化する結婚の形態
最近は、社会的にも結婚の形態が多様化したことにともない、CAさんの中でも多様な結婚の形態を望む方が増えています。別居婚、遠距離婚、事実婚など、それぞれの方の希望や状況に応じた選び方ができるようになりました。なかでも最近CAさんの中で注目度が高いのが事実婚です。事実婚は、一般的な法律婚(届出婚)に対して、結婚届を出さずに、実質的な結婚生活を営む結婚の形態です。特にCAさんの場合は、キャリア継続という点で、事実婚の人気が高いです。事実婚の形態をとることでメリットも多くなります。次のようなメリットとデメリットがあります。
CAさんとの事実婚のメリット
事実婚のメリット①家庭と仕事の両立がしやすい
事実婚がCAさんにとってメリットとなるのは、家庭と仕事が両立しやすいということです。やはりCAさんにとっては仕事はこれまでの自分の生活の大半を占めていたことなので、結婚を機に諦めたくないという希望が大きいです。これまで積み上げてきたキャリアを結婚で失ってしまうのが惜しくて結婚に踏み切れないという方も多いのです。お相手にとっても、バリバリ働いている彼女に惹かれているということもあり、それが維持しやすい事実婚はCAさんにとってはもちろん、相手にとっても魅力的に感じられます。家庭でも対等な立場でいられるので、家庭での役割も平等的に協力していこうと考えられます。
事実婚のメリット②姓を変えなくても良い
CAさんがお仕事を継続される場合、やはり障壁と感じられるのが姓が変わることです。特にCAさんの場合、多くの方と接するので、姓が変わるのが支障となることがあります。時には不利益になることもあるので、結婚後も旧姓で通す方も多いです。結婚をしたことを周りにあまり知られたくないとか、プライベートを詮索されたくないという方も多いです。そのような方にとっては、姓を変えなくてもいいのは大きなメリットになります。職場では旧姓を使うという方法もないわけではないのですが、プライベートと職場の棲み分けが難しく、面倒に感じられます。2つの姓を使い分けるのは、誤解も生じやすく何かと不便な面があります。そのため一貫して姓を変えなくてもすむ事実婚はとても便利です。
事実婚のメリット③お互いの自由な時間が保てる
三つ目の事実婚のメリットとしては、時間的な拘束があまりないことです。仕事を継続したいと考えているCAさんにとってはこれは大きなメリットです。こちらで活動している男性の方もビジネスマンや起業家、士業の方など、忙しく日々を過ごしている方が多いので、自分のこれまでのライフスタイルを崩して、結婚で生じる時間的な拘束はできるだけ避けたい、仕事に時間を割きたいという方も少なくありません。そういった方にとっては、これまで通り自分の時間が確保できるようなライフスタイルが保てるのは有難いことです。独身生活にまだ心残りがあるとか、独身生活から急に結婚生活に入るのが不安だという方にとっては、より平等なライススタイルを選択的に選べる事実婚はメリットが大きいです。
事実婚のメリット④ 仕事関係の根回しがそれほどいらない
もう一つの事実婚のメリットとしては、仕事関係者への影響が少ないということがあります。男女とも交友関係が広く、仕事でも結婚で影響が出やすいので、そういった周りへの反響が最小限におさえられる事実婚はとても便利です。手続き的に面倒が少なく、手間や時間もそれほどいりません。社会的な立場がある方にとっては結婚という法的な縛りが生じることで、仕事に支障が出たり不利益になることもあります。事実婚はそういった高いハードルがなくこれまで通り仕事ができるのは大きな利点です。
事実婚のメリット⑤ 親戚付き合いが不要
CAさんがもし仕事を継続するなら、煩わしく感じられてしまうのが儀礼的な親戚付き合いです。盆正月の親戚との集まりや、冠婚葬祭など、仕事を持っている方にとってはかなり負担が大きいです。盆正月の里帰りは、CAさんにとっては忙しい時期と重なって特に不便に感じます。親戚付き合いをしないとか、実家に戻らない、冠婚葬祭の時に仕事が入ってしまうなどがあると、親戚関係に支障がでたり、嫌な思いをすることもあります。そういう面で、事実婚なら親戚付きは最小限なので煩わしさが少ないです。
事実婚のメリット⑥ 法律婚とほぼ同じ権利が得られる
今では、事実婚でもほとんど法律婚と同じ権利が得られるようになってきています。事実婚だからといって差別的な目で見られることも少なくなり、権利的な面でも手続きさえすれば同等にみなされます。子どもができた場合も、同居の義務や扶養の義務も手続きさえすれば可能で、財産分与の請求も然りです。今後CAさんがキャリアを継続していく場合は、このような権利が得られることは将来の不安も少なくなることでしょう。
一方でデメリットや注意点もいくつかあるので知っておきましょう。
事実婚のデメリット① 子供が婚外子になる
先ほどお話ししましたように子供は父親が認知することで実子となることは可能なのですが、逆に手続きをしないと非嫡出子となります。法律上の婚姻関係がない男女の間にできた子としてみなされることになります。法律婚とは異なり、父親が認知をしないと、父親と子どもの間には親子関係が生じないので、その点は注意が必要です。生まれた子どもの親権は母親にあるため、父親が親権を取得するためには、親権を変更する手続きも必要となります。このように子供に関しては、かなり大きな問題です。CAさんのなかには、キャリアの継続を希望するので、子供は持たないという選択をとられる方もいますが、大半は子供を希望しています。そのような方にとっては、子供ができた場合はどのようにするかは、事前に話し合っておくほうがいいでしょう。子供ができてからは、事実婚であることは女性の方が不利になることも多いので事前の合意をしておくのが良いです。
事実婚のデメリット② 税制上の控除が受けられない
「法律婚」の場合、配偶者を養っていると税金が安くなる配偶者控除、配偶者特別控除など、税制上の優遇が受けられます。事実婚の場合は、配偶者控除、配偶者特別控除などの税制上の優遇を受けることはできません。法律婚の場合、相続・贈与を受けた場合に相続税・贈与税に係る優遇が受けられますが、事実婚の場合はこれらも受けることができません。CAさんが仕事を継続される場合は、税制上の処理をどのようにするかも事前に話し合っておく必要があります。
事実婚のデメリット③ 相続権がない
もし将来的にずっと事実婚を選択していくなら、相続権のことも大きな関心ごとです。事前にクリアにしておきたい事柄です。事実婚の場合、配偶者が死亡したとしても、相続人としては認められていません。生涯結婚生活をしていっても相手名義の不動産や預貯金を当然には引き継ぐことができません。現状ではそれほど深刻でないかもしれませんが、将来的なことも考えると、このようなことも問題となりえます。遺言書などの手続きをとっておくほうが懸命です。
事前にやっておくとよい手続き
このようにCAさんがキャリア継続する場合は、かなり有利な点が多い事実婚ですが、事前に次のような手続きをしておくと問題を回避できます。
世帯変更
世帯変更届は、住民票の住所は変わらず世帯の構成を変更する手続きです。世帯変更届で世帯を1つにし、続柄に世帯主と夫(未届)または妻(未届)を記載して、事実婚であることを分かるようにしておきます。
パートナーシップ制度
自治体によって有無がありますが、パートナーシップ制度が利用できる自治体なら、登録しておくと何かと便利です。元々は同性カップルを対象とした制度でしたが、現在一部地域では異性間のパートナーにも利用が認められています。同性・異性に関わらず、利用でき、多くの住居している自治体のサービスを法律婚カップルと同様に受けることができます。
公正証書
公正証書を作っておくことも場合によっては必要です。口頭で合意をとっていることを書面に取っておくことができるので、法的な効力が発生します。公正証書は、公証人法に基づき法務大臣に任命された公証人が作成する公文書です。作成時に夫婦として守るべきことや負う義務を確認することできます。事実婚後の2人の共同生活をイメージしやすくなるのも利点の1つです。
遺言書
事実婚の夫婦は、お互いに相続権がないので、夫が亡くなったときに妻が家や預貯金を相続できず困ってしまうケースも多いです。そのような不利益が生じないように、事前にお互いに死亡したときには遺産を相手に渡す内容の遺言書を書いておくと便利です。婚活をしている方にとっては、まだ早いと感じられるかもしれませんが、備えあれば憂いなしです。
まとめ
今回は、CAさんのなかでも注目度が高まっている事実婚について考えてみました。実際に事実婚を希望されているCAさんも増えていますので、お相手が事実婚を希望されている場合のことも考えて、事前にそれなりの知識をもっておきましょう。
CAと付き合いたい人は、ぜひ『CAプレミアム』で良い出会いを求めてみてくださいね。