2016年7月20日 | ファッション
100円ボールペンから卒業!大人の男が持つ万年筆5選と選び方
「こちらにサインをしてください。」
会社での提出書類や契約書、ホテルや買い物での支払いなど、私たちの生活の中では意外と人前でサインをする機会は多いものです。
特に営業などをされている方は、自分だけでなく、契約を交わす際にはお客様にも必ずサインをしていただいているかと思います。
ですが、もしかしてそのような場面で100円ボールペンなどを使ったりしてはいませんか?
時間にしてみればほんの数秒の事ですが、その数秒があなたの印象を決めてしまうこともあります。
営業をされている方はどのような業種だとしても、上司から「営業マンたるもの、100円のボールペンではなく、良いボールペンを持ちなさい」と言われた経験があるかと思います。
それは、お客様にとって契約書にサインをするという事は、「私の大切な資金、あなたを信頼して預けますよ」と約束しているのと同じだからです。
そのような時に100円ボールペンを出してしまうと、その契約が軽々しいもののように感じてしまい、最悪の場合その場で契約を止めてしまう方さえいらっしゃいます。
このようにたかがボールペンと思われるかもしれませんが、されどボールペンなのです。
それに、ある程度年齢を重ねた大人の男性が100円ボールペンでは、あまり恰好が付きませんよね。
そこで今回は、ボールペンよりもさらにスタイリッシュに男性の魅力を引き出してくれる「大人の男が持つ万年筆」についてご紹介させていただきます。
スーツや腕時計、靴などを選ぶように、自分のステータスを上げるアイテムの一つとして万年筆を使いこなしてみましょう。
これでもう100円ボールペンは卒業して、万年筆が似合う大人の魅力的な男性になれるはずです!
自分好みに育っていく?万年筆の魅力とは
万年筆とは、その名の通りしっかりとお手入れをすることで半永久的に使い続けることが出来る筆記用具です。
そして、一番の魅力は何と言っても長年使い続けることで、持ち主の書き癖に合わせて変化していくペン先です。
使えば使うほどに自分好みに育っていくので、初めは同じものだとしても、自分好みに馴染んだ万年筆は、世界でたった一つのあなただけのパートナーへと変わっていくという楽しみもあります。
一方、万年筆は毎日のように使わなければインクが固まってしまったり、定期的に手入れをしなければならないという面倒さから、これまで敬遠されていた方も多いのではないでしょうか?
ですが、その面倒さがいつしか愛着へと変わっていくのが万年筆の魅力です。
まるで恋人との大切な時間を過ごすように、手入れをするのがどんどん楽しくなっていくので、簡単に使えて比較的安価なボールペンが主流になった今でも万年筆を愛用されている方が多い理由です。
それでは、簡単に万年筆の長所と短所をまとめてみましょう。
万年筆の長所
- 使うほどに自分好みのペン先へと成長していく
- 少ない力で書き続けることが出来る
- 力の入れ方によって様々な筆跡を表現出来る
- 手入れすることで半永久的に使うことが出来る
- アフターサービスが充実している
万年筆の短所
- インクの充填やメンテナンスが面倒
- 比較的高価なものが多い
- 温度や気圧の変化などによってインク漏れなどが起こることがある
- 紙の素材によっては滲みやすい
- 場合によっては万年筆以外での記入をしなければならないことがある
万年筆にはこのような特徴があります。
ですが、手間がかかるからこそ愛情が持てるのです。
物を大切にする男性は、女性から見ても魅力的なものです。
どう選べばいいの?万年筆を選ぶ際の3つのポイント
さて、万年筆を購入しようと思った時、どのようなことに気を付けて選べばよいのでしょうか?
初めて使う場合にはわからないことも多いかと思いますので、万年筆を選ぶ際に役立つポイントを3つご紹介いたします。
POINT1. インクの交換方法を知ろう
万年筆のインクを交換する方法は、主に「カートリッジ式」「吸入式」「コンバーター式」の3つがあります。
カートリッジ式
こちらは、ボールペンのようにインクを詰めたカートリッジを交換する方法です。
メリットは、「簡単にインクを補充することが出来る」「ランニングコストが安い」と言う所で、デメリットとしては「一度に補充できるインクの量が比較的少ない」「カートリッジの種類が少ない」と言う所です。
3つの中で最も簡単な方法なので、面倒くさがりな方にもお勧めです。
吸入式
こちらは、ボトルインクにペン先を浸し、内蔵されたインクを吸入する仕組みによってインクを充填する方法です。
メリットは「一度にたくさんのインクを補充することが出来る」「様々なタイプのインクを使うことが出来る」「インク補充すると同時に掃除をすることが出来、それ自体が手入れとなる」と言う所です。
また、デメリットは「万年筆の中でも高価なものが多い」「ペン内部の洗浄がしづらい」と言う所です。
たくさんの文字を書く方や、様々なインクを使ってみたい方にはお勧めです。
コンバーター式
こちらは、カートリッジ式とコンバーター式の両方の部分を兼ね備えたもので、カートリッジ部分に“コンバーター”と呼ばれるものが内蔵されており、ボトルインクへペン先を浸してそこへインクを充填する方法です。
メリットは「吸入式よりもランニングコストが安い」「インク補充時に掃除をすることが出来る」「ペン先の洗浄もしやすい」と言う所で、デメリットとしては「吸入式よりもインク畜量が少ない」「カートリッジ式よりも初期費用が掛かる」と言う所です。
カートリッジ式と吸入式のどちらか決められないという方にはお勧めです。
POINT2. 好みの形や色、柄を選ぼう
万年筆は一度購入されたら、長年使用することになるかと思います。
ですからやはり見た目も大切です。
シンプルなものから凝ったデザインの物まで非常にラインナップの幅は広いです。
手に持った印象や、ご自身のスーツや持っている服などに合わせて選んでみるのも良いですし、第一印象でグッと来たものに決めても良いかと思います。
一生大切に使うためにも、お気に入りの一本を見つけましょう。
POINT3. 店頭で実際に書いてみよう
万年筆はメーカーによって、その書き心地は全く異なります。
また、同じメーカーでもタイプによって異なる場合もあります。
ですので、購入される前には必ず店頭などに行って実際に書いてみてください。
いくら馴染むと言っても、スタート地点の書き心地が好みと違っていれば、途中で使わなくなってしまうこともあり得ます。
万年筆は文房具の中でも高価なものなので、ガラスケースに入ったものを試し書きするのが緊張することもあるかもしれませんが、店頭で試し書きを嫌がられることはありませんので、気軽にスタッフの方に声を掛けてみましょう。
その際に、インクの交換方法や手入れ方法なども聞いておくと、実際に購入後の使い方もイメージが付きやすいかと思います。
100円ボールペンから卒業!大人の男が持つ万年筆5選
さて、ここからは大人の男性にピッタリな、お勧め万年筆をいくつかご紹介させていただきます。
1. PARKER デュオフォールド プレステージ ブラックシェブロンRT センテニアル万年筆 108,000円(税込み)
矢羽型クリップが特徴的なアメリカ創業、世界三大万年筆ブランドの一つでもあるパーカー。
その中でも「デュオフォールド」は1921年から続く伝統ある万年筆です。
また、18Kの純金を使用したペン先にはエースマークが施され、一つ一つ丁寧に組み立てられたペンの書き心地はまさに“最高”の一言。
2. MONTBLANC マイスターシュテュック ゴールドコーティング149 万年筆 106,920円(税込み)
“KING of万年筆”とも言われ、世界三大万年筆ブランドの一つがモンブランです。
ドイツのメーカーであり、あまりにも有名なのが「マイスターシュテュック」シリーズ。
ゴールドのペン先にはアルプス最高峰のモンブラン山の標高である“4810”の数字が刻まれており、シンプルながらも万年筆の王に相応しい存在感があります。
3. Pelikan 万年筆 スーベレーン800シリーズ M800 ブルー縞 59,400円(税込み)
ドイツの老舗メーカーで、世界三大万年筆ブランドの一つでもあるペリカン。
その中でもドイツ語で“優れもの”という意味を持った「スーベレーン」シリーズは、シックなデザインと、長時間書いていても疲れにくい重量バランスの良さから、たくさんの人に愛されている一本です。
参考:http://www.pen-house.net/detail/detail03922_004.html
4. AURORA オプティマ No,996-B 万年筆 ブルー 14Kペン先 リザーブタンク付き(吸) 73,440円(税込み)
イタリア初の万年筆メーカーとして知られるアウロラは、イタリアらしいエレガントなデザインが魅力的で、その美しさについ目を奪われてしまいます。
その中でも1930年のベストセラーの復刻版である「オプティマ」シリーズのこちらは、ブルーの大理石を散りばめたようなデザインが特徴的です。
参考:http://www.aurorapen.jp/product.html#optima2
5. WATERMAN エキスパート エッセンシャルメタリックCT 万年筆 16,200円(税込み)
万年筆の歴史を語る上でウォーターマンの存在は欠かせません。
かつてアメリカの保険外交員であったルイス・エドソン・ウォーターマンは、万年筆の全身である「鋼鉄ペン」のインク漏れによって大口契約を逃したことをきっかけに、万年筆開発を進め、ついに1884年に現在の万年筆の原型となるものを発明したのです。
そこから130年以上経った今でも一流ブランドとして名を馳せているウォーターマン。
その中でもビジネスシーンで活躍する「エキスパート」シリーズのこちらは、メタリックの高級感溢れるデザインで、使う人を惹きたててくれます。
まとめ
さて、今回は大人の男性にお勧めの万年筆を5つご紹介させていただきました。
この他にも、日本製が良いという方には「PILOT(パイロット)」や「PLATINUM(プラチナ)万年筆」「セーラー万年筆」などもお勧めです。
このデジタルの時代、周りと差を付けたいなら絶対に一本は持っておきたい万年筆。
会社でのサインはもちろん、デートの時の支払いもさりげなく高級万年筆を使うことで、あなたを見る女性の目が変わるはずです。
補足情報
「ダブルプレミアム」では女性を20代〜30代前半の客室乗務員(CA:キャビンアテンダント)に限定してご紹介させていただいています。
100円ボールペンを卒業して、大人の男性になったところを見てもらってはいかがでしょうか?